いや、もう結構前にリリースされていたのですが。
六文舎が密かに、そして勝手に応援しているバンド
MALCO
が、シングル第三弾
「人らしくないほどに」
を出しました。
いや、またなかなかいい感じです。その垢抜けない感じが！
オケを切ってアコースティックギター持たせたらフォークソングのようになってしまいそうな曲。
ボーカルの「宗ひろし」って人はなかなか面白い詞を書く人だが、今回もしかり。
決して難しい言葉じゃないのだが「人らしくないほどに」って言う表現はいいな。聞き流すと大したことなさそうだが、いいところ突いてくる。
かなりひねくれ者っぽくていい。
キーはAの曲、エレキギターだというのに何の躊躇もなく2フレットにカポはめて、Gでかき鳴らしてしまう潔さがいい！
左にストロークのギター、右にアルペジオのギターという、至極単純な発想のミックスも気に入った。
アルペジオの音が半歪みで、JC120の内臓コーラスをオンにしたような懐かしいヘロヘロサウンドなのも流石だ！
ここ一発で使うのが定番の、3度ドミナントセブンスを１回のサビで2回使うところもクドくてよろしい！
サビの3度ドミナントセブンス1回目に入るとき、ベースがボーカルに合わせて下がる経過音を入れる腰砕け感もいい！
総じて、「ライブの際に3人で再現できないアレンジはしない」という姿勢もよろしい。
仕事も早く終わりそうな感じだ。
全然ほめていないように思われそうですが、とても気に入ってます。
昨今の音楽シーンについていけなくなってきた、「バンドブーム世代・楽器かじった事のあるオッサン」には好感の持てるバンドです。
でも、これが売れるかどうかは…
12月にはアルバムリリースが控えているようです
これはびっくり、楽しみです。
実はシングル第三弾を出すというのを聞いたとき
「あぁ、もうこれが最後のCDかなあ…」
などと思ったりしてました。いや、失礼な事で。
頑張って欲しいぞMALCO！
六文舎は地味にMALCOを応援しています！
